いすゞはこんな車も作ってました!!

2016/10/21

一覧画像


いすゞ自動車が、昔作っていた人気車種を紹介します!





 ヒルマンミンクス 
 




いすゞ自動車が乗用車を自社開発する以前、英国のルーツ自動車と技術提携して完成させたのが、ヒルマン・ミンクスです。
ヘッドライトからテールフィンまでの流れるようなボディラインや、色彩が醸し出す優雅で気品のあるデザインは、昭和の時代の街並みに良く調和しました。昭和28年に1号車が完成し、昭和32年には完全に国産化され、生産は昭和39年まで続けられました。自社開発ではありませんでしたが、いすゞが乗用車分野に進出する足掛かりとなったことは間違いありません。






 べレット 


    




東京オリンピックの開催(1964年)に向け、1963年には、首都高速1号線、4号 線が開通。自動車による高速走行時代の幕が開けました。いすゞ自動車は、この年、新開発の5人乗り乗用車ベレットを発表。翌64年4月には、レース技術をフ ィードバックした走りの性能を持つ本格的GT(グランドツーリング)カー、ベ レット1600GTをデビューさせました。わが国初のグランドツーリスモの誕生です。
三種の神器(テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫)」から「3C(カー<自動車 >・カラーテレビ・クーラー)へと消費水準が向上し、生活スタイルもアメリカ 型消費文明へと変化するなか、自動車市場では、1968年に日本国内での乗用車生 産台数がトラックの生産台数を追い抜きます。 こうした時代背景をもとに、ベレットは自家用車層に狙いを絞り、また多様化す るお客さまのニーズに対応するために、シート、ミッションコントロール、ハン ドブレーキの組み合わせを自由に選択できるようにしました。 フロントシートは、バケットとベンチ、ミッションコントロールはダイレクトと リモート、ハンドブレーキはセンターとサイドの2種類。これに減速比、タイヤ、 ボディカラー、トリムまで組み合わせると数十種のバリエーション展開にもなり ました。








 117クーペ 

    


乗用車の生産台数がトラックを追い抜いた1968年は、自動車業界にとって、マイカー時代の本格的到来を告げた年。そしてこの年は、いすゞ自動車にとっても記念すべき年。自動車デザイン史に大きな足跡を残し、今もいすゞの車づくりにその命脈が息づく、イタリア・ギア社のジウジアーロのデザインによる名車117 クーペがデビューした年です。エレガントなスタイルでありながらスポーツマインドを存分に感じさせてくれる 117クーペは、高級パーソナルカーの代名詞となりました。まさに「個性化の時 代」がここに始まったといえるでしょう。1966年3月のジュネーブショーで発 表され、コンクール・ド・エレガンスで優勝。さらに同年秋の東京モーターショ ーでも賞賛を博しました。エンジンはDOHC1600cc、120馬力、最高速度200km/h。1969年の広告にある「いすゞは無個性な車はつくらない」とのキャッチフレーズ が象徴的です。