社員インタビュー
本社 企画室 室長 加藤 泰隆

■ネクタイを締める仕事がしてみたかった
茨城いすゞ自動車に入るきっかけは、単にネクタイを締める仕事をしてみたかったからです。(笑)
私は高卒ですので、事務職は見つかりにくいかなーと思いながら探してみたら、当時は求人がすごく多かったんです。そんな中で、ご縁あって茨城いすゞ自動車に入社させて頂くことができました。
入社して配属されたのは本社経理部。ネクタイをしっかり締めて。(笑)
仕事も、良い先輩に囲まれてすごく仕事を楽しむことができました。
何が楽しかったかと聞かれると、あまり具体的には覚えてはいませんが、先輩たちにいじられてましたね、本当に。(笑)それだけは確かです。

■自分で仕事をつくり出したい
その後、営業部で業務の仕事をしていましたが、あるとき営業になりたいなと思って営業を志望しました。
なぜか。非常に生意気で恐縮なのですが・・。自分で仕事を創り出したいなと思ったんです。
今でこそ、業務や事務の方々には本当に感謝しておりますが、当時の自分は、人が創ってきた仕事を支えるのはあまり面白いと思えませんでした。
そうではなく、自分で仕事を創る、そういう仕事がやりたかったんです。それで営業になるしかないかなと。
それを素直に当時の上司に伝えたら、怒られましたね、やはり。(笑)
裏方で支えてくれるヒトがいるから、営業所のみんなが安心して仕事できるんだ!って。
しかし、強い思いが伝わり、営業にしてくれました。今は本当に感謝しています。

■お客様に貢献したい
営業は21年やらせて頂いたんですが、辛いと思ったことはありません。元々ポジティブな人間だからかもしれませんが。(笑)
というのも、お客様が本当に良い方々ばかりだったんです。
お客様のところに行くのが大好きで、お客様のところではたくさんの事を勉強させて頂きました。
物流の“道具”としてのトラックの使われ方から、どんな所へどんな風にモノが運ばれていくのか。荷主様のお悩みに物流企業様が、どんな貢献をしているのか。
仕事以外でもゴルフやお酒を飲みに連れて行っていただいたり、趣味の話しなどもたくさん勉強させて頂きました。
そういうお客様に恵まれたためか、こちらも何かお返ししなきゃと思って、お客様について考えて、提案などをしていきましたね。
営業らしくない話しかもしれないですが、実は営業で「一番になりたい」って思ったことはないんです。
もっと言うと、「車売りたい!」って思うこともなかったですね。
ただ「もっとお客様に貢献したい」とはずっと思っていました。それが良かったのかもしれません。

■営業から所長になって
2016年4月から水戸営業所の所長をやらせて頂いたわけですが、毎日がドキドキでした。
というのも、これまでは営業としてお客様のことを主に考えていましたが、今度は営業だけではなく整備や部品といった部門をみなければなりません。そして何よりも、所員のことを考えていかないといけない。
実際所長になってからは、みんなが私のところに「どうしましょうか?」と相談に来ます。しかし分からないことも多く、今までの経験や勘、以前の上司だったらどうしていただろうか。など、勘と経験に頼った意思決定や以前の上司のマネしか出来なかったんです。これでは自分や、営業所がこれまで以上には成長出来ないと思い、社内もそうですが、社外にでて勉強することにしました。
所長になって良かったことについて話すと。2年間所長を経験しましたが、幸いにも事業では、社内成績で2度1位をとることが出来ました。ただ、何よりも嬉しかったのは所員のみんなと色々話しができるようになったことですね。
所長になりたての頃は、同じ水戸営業所とはいえ所内で話したことが無い人が何人も居ましたから、まずは話しを聞いたり、相談することが大事だと思って行動していました。
例えば、特に整備や部品は分からないので、みんなと面談をして一人一人を知ることから始めました。
そして「危険だと思う作業や、危険だと思う古くなった道具はありますか?」などを聞くことで、何よりも「所員の安全」を一番に考え、働く環境を整えていきました。
そうやって所員の話しを聞いたり、相談していくうちに、私の話しも聞いてくれるようになりました。笑
いつしか所員がこれまで話しをしてくれなかった恋愛や結婚といったプライベートな話もしてくれるようになり、そうすると私もやる気が出るんですよね。笑
もっと所員のためにやれることはないかな、と考えみんなと一緒に毎日の仕事に向き合っていました。

■企画室長になって、これから
2018年4月から企画室の室長をやらせて頂くことになりましたが、これまでとは全く違う職種なので
またドキドキしています。笑
しかし毎日慣れない仕事に緊張の連続ですが、違う職種に異動することができて良かったと思っています。
慣れた場所や、慣れた仕事を続けていても成長出来ないと思っていましたので、ドキドキしながら前任者や、現在いるスタッフに色々聞いて仕事を進めています。
今後は、社内での「共感」をもっと創っていきたいな、と思っています。私は「共感」が行動の源泉ではないかな、と思っていますので、一緒に働く仲間の「共感」を多く創れればみんなが良い行動をしやすくなるんだと思います。そして良い行動が多くなれば、結果的に生産性があがり、事業も良くなり、みなの時間が増え、自分の時間や家族との時間を創ることが出来ます。
「共感」から会社が良くなれば、最終的には私たちがお世話になっている地域や街も良くなっていくのではないかと思っています。
例えば工場の中で、安全対策のために「コレをやろう」と決めたとします。ただ、それに納得しない人が居て、実際に事故にあってしまう。これも、その人がこの対策に「共感」してもらえていたら、事故は起こらなかったかもしれない。だからこそ、しっかり「共感」してもらえるようにしないといけないな、と考えています。
社会人の行動に正解はない、と思います。仮に正解があったとしても、働くみんなの「共感」が無ければ行動することが出来ません。企画室は色々なデータや情報が集まってきます。もちろん自分でも勉強しながら、みんなが「共感」して行動できるような情報提供や分析をしていきたいと考えています。